一部チャンネルでの映像の乱れについて
Q1. スマートフォンを使うと、STBの一部チャンネル(CATV)で映像が乱れます。原因は何ですか?
A. スマートフォンなどの携帯電話が発する電波(特に通話中や通信中の上り信号)が、宅内の同軸ケーブルに混入し、特定周波数帯のチャンネルに影響を与えている可能性が高いです。
古い同軸ケーブルや壁端子、分配器など、シールド性能が十分でない機器があると、こうした「電波の飛び込み」が起きやすくなります。
Q2. どのような症状が出たら、この事象を疑えばよいですか?
A. 下記のような場合は、スマートフォン等の電波の影響が疑われます。
特定のチャンネルだけ、ブロックノイズや映像の途切れが頻発する
スマートフォンで通話・通信を始めたタイミングで映像が乱れる
スマートフォンをSTBやテレビ周辺に近づけると症状が悪化し、離すと軽減する
同じ宅内で複数台のテレビ・STBに同様の症状が出ている場合は、宅内配線の大元で電波が混入している可能性もあります。
Q3. すぐに試せる対処方法はありますか?
A. 一時的な対処として、次の点をお試しください。
スマートフォンをSTB・テレビ・配線からできるだけ離して通話や通信を行う
通話時はテレビのある部屋から離れる、または別のフロアで通話する
スマートフォンを機器に近づけないよう、置き場所を変える
これにより症状が軽減する場合は、電波混入による影響と考えられます。
Q4. 根本的に解消するには、どのような対策が必要ですか?
A. 根本的な対策として、以下のような方法があります。
壁端子〜STB間の同軸ケーブルを、高シールドタイプの新品(例:5C-FB等)へ交換する
古いプラスチックタイプのわたり線(オーム式ケーブル等)がある場合は、金属シールド付きの同軸ケーブルへ変更する
分配器や接栓を点検し、接続不良・劣化があるものを交換する
V-ONU(光終端装置)周辺の配線や分配器の未使用端子に終端抵抗を装着し、電波混入を防ぐ
弊社による現地調査では、スペクトラムアナライザ等を用いて「どの箇所で携帯電波のレベルが上がっているか」を測定し、混入ポイントを特定したうえで、必要な機器交換・配線改修を行います。
Q5. どのようなご家庭でこの障害が起こりやすいですか?
A. 一般的に、以下のような条件が重なると発生しやすくなります。
旧宅から持ち込んだ古い同軸ケーブルを、そのまま新居でも使用している
増設工事を繰り返しており、分配器・接栓・延長ケーブルが多い
壁端子や分配器が古い規格のもので、シールド性能が現在の機器より低い
テレビやSTBの近くでスマートフォンを頻繁に使用している
新築でも、旧宅から持ち込んだわたり線のみが古いケースでは、そのケーブルを交換することで改善する例もあります。
Q6. 費用はどのようになりますか?
A. 当局設備(局側)の不具合による障害の場合は、原則として当局負担で対応いたします。
一方、宅内配線や機器の劣化・構成に起因する障害の場合、配線の改修や機器交換はお客様にご負担いただくことがあります。
本事例のようなスマートフォンの電波混入の場合、基本的にはお客様設備内での問題となりますので、ご負担いただくことになります。
事前の現地調査結果をもとに、費用が発生する場合は、作業前にお見積りとご説明を行います。
Q7. 700MHz利用推進委員会など、携帯電話の電波対策制度の支援は受けられますか?
A. 現在の制度では、ケーブルテレビは対象外とされており、当局から同制度へのお申し込みや誘導は行うことができません。
そのため、当局では宅内配線・機器の点検・交換など、ケーブルテレビ側で実施可能な範囲での対策を順次進めております。
スマートフォン個体に起因する可能性が高いと判断される場合は、携帯電話会社へのご相談により改善するケースもあります。
Q8. 同じような症状が出た場合、どこに相談すればよいですか?
A. 映像の乱れが続く場合は、弊社までお問い合わせください。
症状の出るチャンネル名・発生するタイミング(スマートフォン利用との関係)・ご使用中のスマートフォン機種・宅内のテレビ台数などをお知らせいただくと、原因特定がスムーズになります。